当院では、狭心症や心筋梗塞といった循環器系の動脈硬化性疾患を診断・治療する専門設備を整えて開業いたしました。
心臓カテーテル検査(心カテ)、風船療法・冠動脈形成術・冠動脈内ステント留置術はもちろんのこと。恒久的ペースメーカ植え込み術や心筋焼焼付術などを行うことが可能です。
一方で、それらの疾患に対し発症原因となっている高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病を積極的に治療していくことで、狭心症や新規梗塞を予防する事にも努めていきたいと思っております。
現在、生活習慣病や不整脈をお持ちの方はもちろんですが、何か気になる症状をお持ちの方はお気軽にご相談ください。「心臓病で悩むことのない安心した穏やかな生活を医療面から手助けする」事が当院の理念でございます。
最近良く目や耳にする生活習慣病に含まれる高血圧、高脂血症、糖尿病、痛風、肥満などは、血管や心臓に対して非常に負担となることはご存知のことでしょう。
生活習慣病を治療しなければならない理由は、その状態が継続することで動脈硬化が加速度的に進展するからです。その結果もたらされる病態が、狭心症・急性心筋梗塞・突然死・致死的不整脈・大動脈乖離・脳梗塞・脳出血などの生死に関わる疾患です。
国民の死因の第一位である動脈硬化性疾患を予防するということは、すなわち生活習慣病の改善により、動脈硬化性疾患を予防することに他ならないのです。
循環器科とは、体内の隅々に血液やリンパ液を循環させるのに必要な臓器の診療を行う科のことです。(臓器とは、ポンプとしての働きをする『心臓』・血液を循環させる道となる『血管(動脈と静脈)』・ちょっと特殊ですが『リンパ管』の三つの臓器を刺すと覚えて下さい)
もちろん、各種の不整脈も診療の対象です。
人間の体重の約1/13の重さを占める血液は、全身の臓器の活動を支える酸素や栄養、臓器の活動の結果生じる炭酸ガスや老廃物、さらに臓器の色々な調節をするホルモンなどが含まれています。また、外部から侵入した細菌などの異物を攻撃する白血球も血液の重要な成分です。
この血液を全身に循環させるシステムを『循環器系』と呼びます。
循環器科とは循環器系を維持するための、つまり人間が生きていくためのライフラインを確保する診療科です。(肝心要(かんじんかなめ)という言葉の中に『心臓の心』の文字が入っているのはそのような理由からです)
当院では、循環器科・呼吸器科・一般内科を標榜しています。
もちろん地域の家庭医と自負しておりますので、セカンドオピニオンから風邪、切り傷、打撲、脳梗塞と何でも一度は診察させて頂きたいと思います。しかし、主たる専門診療科は循環器科でありますので、『心臓病治療専門クリニック』と銘打たせていただいております。